2007年10月08日

夢見るピアノ「超」入門 第3章-「きれいに」弾こう-その4 長いスラー

今日は、「きれいなメロディー作り」がテーマです
----------------------
第3章-1:「きれいに」弾こう-その4 長いスラー
----------------------
声を出して歌を歌うとき、息を吸ってその息を吐きながら声を出していきますね。
息が無くなったら「息継ぎ」をしますが、これはピアノ演奏にもあてはまります。

ピアノでメロディーを演奏するとき、歌のように歌詞はありませんが、歌詞があるかのように表現することで、とても美しいメロディを作ることができます。

そこで楽譜に登場するのが「スラー」という記号です。

複数の音符にまたがって大きな弧線を描きます。

歌詞がある曲だと、文節など歌詞の意味の区切りごとにスラーを描くと、あたかもピアノが歌っているかのように美しいフレーズが出来上がります。

楽譜を読むときは、音符の高さだけではなく、このスラーもきちんと読み取ることでグッと曲の表現が豊かになります。

●弾き方は
・スラー内は「レガート」に弾く
・スラーの最後の音を弾いたのち、次のスラーの最初の音を弾く前に鍵盤からすっと手を離す。これで息継ぎができます。

●長いスラーをより美しく弾くには
・出だしは少し小さめの音から始まって、少し大きくしていき山を作る
・だんだん小さくして、スラーの最後の音は小さめに弾くときれいなフレーズが出来上がります。

こんな風に歌ったらきれいだな、という音をイメージして、歌いながら弾くのもとってもいい練習になりますよ。

さて、今日の課題曲は

「もりにこびと」

という曲です。
この曲、某Y音楽教室のTVコマーシャルで子ども達が音名で歌っている曲です。

「ドレミファ ソーラファ ミ・レ・ド・・・」

課題曲は調を変えています。
スラーと音名をしっかりと読んで、きれいなフレーズ作りをしましょう。

夢見るピアノ「超」入門 第3章-「きれいに」弾こう-その4 長いスラーの続きを読む

2007年09月22日

第3章-1:「きれいに」弾こう-その3 スタッカート

今日は「スタッカート」の練習です。

スタッカート[ staccato ]は楽譜上では音符の玉のすぐ上あるいはすぐ下に小さな
点が付いています。
音を「跳ねるように」「軽く切って」弾く奏法で、ピアノの演奏のテクニックで
重要なものの1つです。

■スタッカート の弾き方

その1:手首を固定して、肘を支点に弾く
その2:手首を支点にして、それから先を上下に動かす
その3:指先だけで指を変えて弾く

の2種類あります。
その1は、ゆっくりしたテンポのとき
その2は、すこし速いテンポのとき
その3は、速いテンポのとき

が弾きやすいと思います。

スタッカートは、鍵盤に触れる時間が短いです。
弾き方のイメージは、そうですね、バスケットボールのドリブルのような感じ?
あるいは、熱い物に突然触れて「アチッ!」っていう感じでしょうか。

■ポイント

いずれにしても、鍵盤に触れている時間は短いわけですが、
短いからといって、すぐ次の音符に入るとテンポが前のめりに
どんどん速くなっていきがちですが、しっかりとテンポをキープして
滞空時間を守ってくださいね。

さて・・・スタッカート奏法の課題曲は

「ガボット」

耳慣れた曲ですね。
今回は「その1」と「その2」のタイプで練習してみてください。

楽譜はこちらからどうぞ!

第3章-1:「きれいに」弾こう-その3 スタッカートの続きを読む

2007年09月10日

夢見るピアノ「超」入門 第3章-「きれいに」弾こう-その2 同音レガート

前々回のこのコーナーから続きです。
ベートヴェンの「喜びの歌」(An die Freude)をノンレガートで弾きましょう!
というお話で終わっていましたね。

さて、今回は
-------------------------
第3章-1:「きれいに」弾こう-その2 同音レガート
-------------------------
「同音レガート」
また聞きなれない言い回しが出てきてしまいましたね。

これはどういう意味かと言いますと、

『同じ音を連続して弾く際、音を切らずに弾きましょう。』

ということです。

え、そんなんムリな話やん!

って思った貴方。

そうですよね。同じ音を続けて弾いたら音を切らないと次の音が弾けませんものね。
はい、絶対ムリです。


・・・・・で終わっちゃいけませんでした。


ここで出てくるのが

『人間の耳は1/27秒以下の短い間隔は連続して聞こえる』

です。

へぇ~

これを利用しない手は無いということで、
出来る限りすばやく次の音を打鍵すると、人の耳には音がつながっているように聴こえるので、これを練習しましょう、というのが今回のレッスンです。

そもそも「レガート」(legato)とは、音と音の間を切らないで、滑らかに弾く近代ピアノ奏法の基本となる奏法です。
これが出来るようになるときれいなメロディを奏でられるようになります。
ベートヴェン時代(1800年ごろ)からピアノの改良とともにこの奏法が行われるようになってきました。

さて、「同音レガート」の練習曲は

「むすんで ひらいて」

です。

え、童謡じゃん!

違います、これもクラシックなんでーす!

夢見るピアノ「超」入門 第3章-「きれいに」弾こう-その2 同音レガートの続きを読む

2007年08月12日

夢見るピアノ「超」入門 第3章-「きれいに」弾こう-1:あーてぃきゅれーしょん???

第1,2章ではとにかく指を動かしてみましたが、せっかくピアノを弾くなら、きれいに弾いてみたいものですね。ピアノから「歌う」ような音が流れてきたら、きっと聞き手もうっとりするはず。

ということで、ピアノの歌い方すなわち「アーティキュレーション」と「フレージング」という新しい言葉が登場です。(^^)
--------------------------
第3章-1:「きれいに」弾こう-その1 あーてぃきゅれーしょん??
--------------------------
なにやら聞きなれないコトバが出てきましたね。

アーティキュレーション articulation 「関節」

音楽事典を紐解いてみましょう。
------------------------
アーティキュレーション 

「言語においては、音節を明瞭に切って発音すること。音楽においては、1フレーズ内の旋律をより小さな単位に区切り、それにある形と意味をあたえること(たとえばスタッカートに奏するとか、レガートに奏する、など)。
・・・・」

出典:新音楽事典 音楽之友社 刊
--------------------------
とあります。

アーティキュレーションとは、弾く音自体を 跳ねて軽やかにするのか、それとも、音同士をつなげて滑らかにするのか、など、どのように音を表現するのか、と捉えていただけるといいと思います。

例えば、

ド、レ、ミ、ファ、ソ という単純な5つの音を順番に弾くだけでも

スタッカートで演奏すると、跳ねて軽やかな感じになりますし、

レガートで演奏すると、滑らかで優しい感じになれます。

そこにさらに速度(テンポ)という要素が加わると、またバリエーションも拡がります。

さて、ここでお話するアーティキュレーションの基本は3つ

■1:レガート(なめらか)

■2:ノンレガート(切る)

■3:スタッカート(跳ねる)

今回は、ノンレガートのテクニックをマスターしましょう。

課題曲は「ベートーヴェン」です(^^)

夢見るピアノ「超」入門 第3章-「きれいに」弾こう-1:あーてぃきゅれーしょん???の続きを読む

2007年07月23日

夢見るピアノ「超」入門 第2章-3:音階で「モーツァルト」

2回続けて、音階の指使いの練習をしてきました。
うまく弾けるようになりましたか?
-----------------------
第2章-3:音階で「モーツァルト」
-----------------------
さて今回は、練習した音階を使って曲の演奏にチャレンジしてみましょう。

曲は、モーツァルト作曲 『ピアノソナタ ハ長調 k.545』から。

ええ?なんかいきなりむずかしそう・・・

というご心配は無用です(^^)
今まで練習してきた音階の指使いが出来たら弾けますよ。

この曲だけでなく、音階は皆さんがご存知の有名な曲にも使われていて、たとえば、

クリスマスによく聴く「もろびとこぞりて」は

ドーシラソーファミレドー
ソラーラ シーシ ドーー

・・・といきなりハ長調の音階で始まります。

また、モーツァルト作曲の「トルコ行進曲」もイ長調の音階が入っています。

ということで、せっかく練習してきた音階を、曲として楽しんでみましょう。

今回は楽譜と音データをご用意しました。

夢見るピアノ「超」入門 第2章-3:音階で「モーツァルト」の続きを読む